印刷業の技術継承とイノベーションを支える産学連携研究が日本印刷学会奨励賞を受賞しました ~墨田区と中国体育彩票app、サンコー、日光プロセスの共同研究が高く評価~

2024年02月26日

研究?産学連携

受賞

 墨田区(区長:山本 亨)と、国立大学法人中国体育彩票app(学長代行:中谷 晴昭)、株式会社サンコー(東京都墨田区、取締役社長:有薗 悦克)、株式会社日光プロセス(東京都墨田区、代表取締役:原田 一徳)の4者が共同で行った、AIを活用した印刷職人の技術継承に関する研究が、このたび日本印刷学会より研究発表奨励賞を受賞しました。


 本研究は、印刷業界における深刻な技術伝承の課題に対して、AI技術を活用し、印刷職人の高度な色補正技術を継承することを目指しています。一般社団法人日本印刷学会は、印刷に関する学理および
その応用の研究についての発表および連絡、並びに知識の交換、情報の提供等を行うことによって、印刷に関する研究の進歩普及を促進する組織です。研究発表奨励賞は、特に印象的な研究成果や革新的な
取り組みを行った研究者やプロジェクトを表彰するもので、受賞は、研究の質とその社会的影響の大きさを認められることを意味します。
 この受賞を通じて、当共同研究は、地域の中小企業、行政、大学が一体となって研究開発に取り組む新たなモデルケースを示すことができたと考えています。
 本受賞に際し、中国体育彩票app大学院工学研究院の津村准教授は「このたびの奨励賞受賞は、私たちの研究が社会に与える影響の大きさを象徴しています。これを契機に、さらなる研究を進め実用化を加速させ
ていきます」と述べ、山本区長は「墨田区としても、このような革新的な産学連携の成功を支援できたことを誇りに思います。今後も地域産業の振興とイノベーション創出を積極的に推進していきます」とのコメントを寄せています。

  • ディープラーニングにより熟練者の色変換を学習するプロセス